TKM-011 (CD20完全ヒト化抗体)
- 既存の抗体医薬と異なるエピトープに結合する
- エフェクター細胞を介したB細胞除去作用に加えて、直接細胞死を誘導する
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TKM-011のファースト・イン・ヒューマン試験
- 再発、再燃した低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫患者への臨床第1相試験を実施2011-12年に実施
- TKM-011の安全性が確認され、抗腫瘍活性が示された
1,試験デザイン
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2,安全性
- Infusion related reactionがほぼ全例で認められたが、制御可能であった。
- DLTの発現なし。
- 抗BM-ca抗体の発現なし。
- その他有害事象はRituximabと同内容・同程度。
3,抗腫瘍活性; ほぼ全症例で腫瘍体積の減少が見られた。
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PBC*の治療薬としてのTKM-011
*PBC:原発性胆汁性胆管炎
- PBCの発症には自己抗原に対する自己抗体、および自己反応性の免疫細胞が深く関与
- リウマチや全身性エリテマトーデス等と同様に、抗CD20抗体による胆管炎の抑制が期待できる。
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